講演情報

[1304]上向流カラム通水試験を用いた微生物量および細菌叢解析に基づく土壌微生物の移動特性評価

○田畑 卓哉1、西方 美羽1、佐山 友香1,3、山縣 三郎2、黒嶋 章太2、新開 啓2、佐藤 由也1、片山 泰樹1、保高 徹生1,3 (1. 産業技術総合研究所、2. 三菱マテリアル株式会社、3. 北海道大学)
司会: 篠田弘造(東北大学)

キーワード:

カラム試験、土壌微生物、微生物移動特性、細菌叢、NbS

土壌微生物は、土壌機能や植生と密接に関係している。近年、自然生態系を活用した防災・減災等の技術がNbSとして注目を集めるが、そこでも土壌微生物の機能が重要視されている。土壌微生物を効果的に利用するには、有用な微生物種の特定に加え、地盤内における微生物の存在量や移動特性の把握が重要であるが、既往研究ではほとんど明らかにされていない。そこで本研究では、地盤中の微生物の移動特性評価を目的として、上向流カラム通水試験を実施し、微生物の移動解析を実施した。微生物を含む土壌3種類を対象に、JIS A1231を参考に上向流カラム通水試験を実施した。カラム流出液については、微生物量、細菌叢およびpH、EC、各種イオン濃度分析を実施した。また、試験前後の土壌について微生物量、細菌叢の分析を実施した。試験の結果、カラム流出液中の微生物量は液固比毎に変化し、土壌毎に異なる傾向を示した。流出液の微生物総量は土壌3で最大であり、カラム充填土壌1g当り1.07x106個に達した。また流出液中の微生物種も液固比で変化した。さらにDNA抽出方法や通水液など試験条件の違いによる評価結果も報告する。