講演情報

[1401]叶山鉱山における端縁転落石防止対策

○森田 康暉1 (1. 秩父太平洋セメント株式会社)
司会: 森山浩(石灰石鉱業協会)

キーワード:

石灰石、鉱山、端縁処理、リアルタイム視認化、落石防護

叶山鉱山は採掘切羽北面全域に非常に急峻な端縁を有している。その端縁下部には一級河川の神流川が位置しており、転落石を発生させないよう細心の注意を払い、端縁処理を行っている。従来の端縁処理作業では、作業前に岩盤の状況を目視点検し、特に落石の恐れのある個所を掘削する際には作業者と別に見張り人を配置しており、見張り人は危険な端縁際まで接近する必要があった。そこで本取組では、ドローンを使用した端縁状況の事前点検や、重機に取り付けた有線カメラ、またはドローン係留飛行を利用したリアルタイム視認化を行い、より安全且つ効率的な端縁確認方法を確立した。また、現在の叶山鉱山の落石防護体制として、端縁下部に2段のキャッチベンチを造成しており、1段目には落石防護柵、2段目にはロックフェンスを設置している。本取組では、外部への安全性が確保されている三輪鉱山にて試験用落石防護柵を設置し、実際に落石を投下して強度を確認した。実地試験の結果より、叶山鉱山の既設落石防護柵が制止可能な落石サイズを算出し、現在の叶山鉱山の落石防護体制の安全性について検証を行った。