講演情報

[1402]南側採掘場Ⅰ期開発工事について

○平野 卓実1 (1. 八戸鉱山株式会社)
司会: 森山浩(石灰石鉱業協会)

キーワード:

採掘場開発、安定操業、鉱量確保

八戸石灰鉱山では、これまで採掘してきた西側採掘場の残鉱量が少なくなってきたことから、次期採掘場開発に着手すべく、2015年4月に西側採掘場に隣接する南側採掘場の官庁協議や用地交渉を開始した。しかし、その過程で南側採掘場全体を一括して開発すると、その間に西側採掘場が終掘してしまうことが見込まれたため、南側採掘場をⅠ期とⅡ期とに2分割して開発計画を作成し、2017年4月に南側採掘場Ⅰ期開発工事に着手した。主な工事としては、高圧線鉄塔の移設、橋梁設置、町道切替、初期剥土、河川切替および旧河川撤去が実施された。特に松舘川の切替や農地転用などでは、河川法や農地法に基づく複雑な許認可手続きや関係機関との協議が必要であり、事業推進上の課題であった。また、厚い表土処理の大規模土工や河川切替など技術的にも大規模な工事であったが、工程管理の工夫により全体として当初計画期間内で完成した。安全面でも大きな事故はなく竣工を迎えており、今後の安定操業のための鉱量を確保することが出来た。