講演情報

[2104]外部からの振動が圧縮応力場におかれた岩石の破壊挙動に及ぼす影響について

○木崎 彰久1、大石 純己1、今井 忠男1 (1. 秋田大学)
司会:

キーワード:

動的振動、周期的打撃、一軸圧縮試験

き裂や鉱脈の進展方向は、岩盤の異方性に加えて応力場に強く影響される。さらに、外部からの地震等による動的振動が臨界状態にある岩盤を刺激し、微小地震の発生や鉱脈生成を促進するトリガーとなることが報告されている。著者らはこれまでに、岩石の圧縮破壊過程における動的振動の影響を明らかにするため、一軸圧縮試験に外部からの周期的打撃振動を組み合わせた実験を実施してきた。その結果、打撃なしの条件では破断面の法線ベクトルに特定の配向性は見られなかったのに対し、打撃振動を付加した条件では、振動により生じるせん断応力が最大となる2方向に法線ベクトルが集まることを確認した。本研究では、このような外部からの振動を動的トリガーとして発生したき裂の進展挙動について、フィールド調査および室内実験に関する既往の報告を調査した。地下深部における岩盤破壊やき裂形成は、地熱地帯の透水性発達や鉱脈形成において重要であるため、動的トリガー下における岩盤の破壊メカニズムの解明は、資源探査の高度化においても有用であると考えられる。