講演情報
[2209]DOWAグループにおける貴金属の製錬・リサイクルについて
○荒川 和也1[博士課程] (1. DOWAメタルマイン㈱製錬技術センター秋田/秋田大学派遣)
司会: 松浦 宏行(東京大学)
キーワード:
貴金属、リサイクル製錬、湿式製錬、乾式製錬、ルテニウム(Ru)
DOWAグループは、独自の技術基盤と複数の製錬所から構成されるネットワークを活用し、20種類以上の金属を回収しています。正確かつ迅速な分析・評価能力を強みに、世界各地からE-scrapを集荷し、多様な金属へと再生することで、資源循環型社会の構築に貢献しています。DOWAグループの起源は、1884年創業の小坂製錬所に遡り、主に鉱石からの金属回収を行っていました。現在は、鉱石を対象とした従来型の銅製錬ではなく、リサイクル原料に対して最適化された炉を備えた、複合リサイクル製錬所として稼働しています。代表的な処理原料には、廃プリント基板、CPU、プレス屑、製錬二次原料などが含まれます。さらにDOWAは、単なる金属回収にとどまらず、これら使用済み機器や自動車から金属・プラスチックなどの再生可能資源を効率的に再利用できる循環システムを構築しています。金属リサイクル、自動車リサイクル、家電・電子機器リサイクル、リチウムイオン電池リサイクル、太陽光パネルリサイクル、食品リサイクルなど、多様化する社会ニーズに対応した事業展開を進めています。本発表では、当社の事業展開と小坂製錬所で新たにRu回収を開始したので、その内容について報告いたします。
