講演情報

[2305]廃LIB液中破砕物のリーチングにおけるCu集電体の溶解抑制

○安田 幸司1、大塚 朗頼1、宇田 哲也1 (1. 京都大学)
司会: 上田高生(産総研)

キーワード:

リチウムイオン電池、リサイクル、破砕物、湿式処理、リーチング

使用済みリチウムイオン電池(廃LIB)の新たなリサイクル手法として、我々のグループでは窒素雰囲気下、石灰水中で切断・破砕するプロセスを提案している。本プロセスでは、廃LIB中の活性なLiを水中で安全に失活することができる。廃 LIBには Li, Ni, Coなどの有価元素が正極材に含まれており、現状のリサイクルプロセスの多くでは、焙焼後に物理選別を施してから酸リーチングを行うことで、これらを回収している。一方で我々のプロセスでは、電極に結着したままの正極材と負極材を直接リーチングすることで、より簡便で、また元素の回収率の点でより効率的なプロセスを構築することができる可能性がある。これまでの研究により、前工程でAl集電体をNaOH aq.へアルカリ浸出した後に酸浸出するプロセスが望ましいと報告している。本研究では、これらの工程におけるCu の溶解挙動を中心に注目し、SO2ガスを用いた還元浸出について実験的に調査した結果を報告する。