講演情報
[2314]持続可能かつネイチャーポジティブに資する休廃止鉱山の管理方法
○保高 徹生1,4、古川 祐光1、岩﨑 雄一1、濱井 昂弥2、土山 紘平3、佐山 友香4,1、西方 美羽1 (1. 産業技術総合研究所、2. エネルギー・金属鉱物資源機構、3. 筑波大学、4. 北海道大学)
司会: 淵田茂司(東京海洋大学)
キーワード:
パッシブトリートメント、遠隔監視、利水点管理、緑化、ネイチャーポジティブ
鉱害防止事業の実施に関する基本方針(第6次)では、「坑廃水処理の終了、コスト削減の加速化」、「災害時のリスク対応強化」、「坑廃水処理に係る人材確保・省力化・省人化」を目的とし、自然の力を活用したパッシブトリートメント(PT)や緑化促進、新たなリスク評価・管理の概念である利水点管理、遠隔モニタリングの導入促進を目的の一つとしている。これらの技術の導入では、研究開発と実証試験に加えて、各技術・概念を相補的に導入していく必要がある。例えばPTの導入においては、大雨時等において必要滞留時間が確保できない可能性がある。この場合、並行して利水点管理の概念を導入し、一時的(数時間程度)な排水基準を超過した水の流出が周辺河川に与える影響を事前に評価し、環境影響が低い場合ステークホルダーと事前に対話・合意をすることで、本格的なPTの導入が促進される。また、無電力・無電波地域での遠隔モニタリングにより処理水のpHやECが常時監視可能になることで信頼性が高まる。本発表では、緑化を含め、各技術の現状、適応可能性、そして必要な取り組みについて述べる。
