講演情報

[3106]マンガン団塊採鉱技術開発の現状と商業規模システム統合テストに向けた取り組み

○小泉 朗1、岡本 信行1 (1. 深海資源開発株式会社)
司会: 坂口清敏(東北大学)

キーワード:

システム統合試験(SIT)、GSR、マンガン団塊採鉱技術

深海資源開発株式会社(DORD)は、マンガン団塊採鉱技術の確立と2030年代前半の事業化を目指し、商業規模でのシステム統合テスト(SIT)に向けた技術開発を推進している。近年、国際海底機構(ISA)における規制議論の進展とともに、環境影響を最小化しつつ安定した採鉱・揚鉱を実現する技術の確立が喫緊の課題となっている。こうした状況を踏まえ、DORDは2026年、ベルギーのGlobal Sea Mineral Resources(GSR)とSITに向けた技術協力に関するMOUを締結した。GSRはプロトタイプ集鉱機「Patania II」および揚鉱船「Olympia」を用いた実海域試験の実績を有しており、両社の協力は、商業規模システムの統合検証に必要な技術的知見の共有と検証体制の構築を加速させ、事業化に向けた取り組みを大きく前進させることが期待される。本稿では、DORDの採鉱技術を中心とした開発の現状、GSRとの協力枠組み、そしてSITで検証を予定している主要技術項目について報告する。