講演情報
[3211]斑銅鉱の着火・燃焼反応を促進させる黄鉄鉱の添加効果の評価
○西岡 宣泰1、松岡 佑真1、宇野 恭祐1、武部 博倫1 (1. 愛媛大学)
司会: 夏井 俊悟(東北大学)
キーワード:
銅、自溶炉、斑銅鉱、着火、高速温度イメージング
自溶炉では,粉体状の銅精鉱と溶剤,高温の酸素富化ガスを炉内に供給して,着火・燃焼を伴う溶錬反応を実現する。銅精鉱が含有する主な鉱物は,黄銅鉱(CuFeS2),斑銅鉱(Cu5FeS4),輝銅鉱(Cu2S),黄鉄鉱(FeS2)である。当研究グループは,精鉱バーナー直下の瞬間的な酸化反応を模擬したドロップ炉を開発し,粉体試料の着火・燃焼反応を評価している。黄銅鉱や黄鉄鉱は2000 ˚C以上の溶融粒子を形成する。一方,斑銅鉱や輝銅鉱は着火・燃焼せず,融けずに落下する。本稿では,黄鉄鉱が斑銅鉱の着火・燃焼反応を促進する効果を明らかにすることを目的とした。斑銅鉱 : 黄鉄鉱 = 10 : 90, 20 : 80, 30 : 70 (mass%)の試料1, 2, 3をドロップ炉で酸化させ,高速度カメラを用いて粉体試料が着火・燃焼する様子を観察した。高速温度イメージング法を用いて,落下中の粒子の温度を測定した。試料1では反応場を落下する粒子と浮上する粒子が,試料2では帯状の激しい火炎が観察された。試料3は,発光粒子の数が少ない傾向があった。各条件において,2000 ˚C以上の高温粒子が観察された。
