講演情報
[3214]高温融液を含有するMulti-phase系の粘弾性特性に及ぼす界面特性の影響
○中西 賢斗1[博士課程]、墨田 岳大1、齊藤 敬高1 (1. 九州大学)
司会:
キーワード:
粘弾性特性、表面張力、接触角
液相を含む粒状体の粘弾性特性(変形挙動)は,高炉や液相焼結といった高温材料プロセスにおいて極めて重要である.本研究では,高温融体を含む粒状体の粘弾性挙動に及ぼす界面特性(液相の表面張力,接触角)の影響を評価した.試料には,Al₂O₃ビーズと溶融金属(Sn,Cu,およびFe)またはCaO–SiO₂–Al₂O₃系溶融酸化物の組み合わせを用いることで,液相の表面張力および接触角の影響を比較可能な系を作製した.測定の結果,すべての試料において,貯蔵弾性率および損失弾性率は歪みの増加に伴って減少した.また,貯蔵弾性率が損失弾性率より大きな値を示し,固体的に振る舞うことが確認された.そのため,貯蔵弾性率の界面特性依存性を整理したところ,液相の表面張力が増加するほど貯蔵弾性率は上昇したのに対し,接触角が増加するほど貯蔵弾性率は低下することが明らかとなった.本成果は,界面特性によって粒状体の変形挙動を制御する指針を獲得したものである.
