講演情報

[3406]腐食劣化評価のための低周波交流磁界を用いる新しい全磁束法の提案

○塚田 和彦1、河原 純平2 (1. 元京都大学、2. 東京製綱(株))
司会: 山口篤志(労働安全衛生総合研究所)

キーワード:

構造用ケーブル、腐食評価、交流磁界、渦電流、低周波

強い直流磁界の下でケーブルに生じる磁束の量を計測するいわゆる全磁束法は、構造用ケーブルの腐食劣化を評価する方法としてある程度の普及を見ている。しかしこの方法は、ソレノイドコイルや永久磁石などの磁化器をケーブルを囲むように同軸に配置する方法であって、端末部の近くや、交差部,クランプ部などには適用できない。しかしながら、これらの部位は、外観からの目視検査が困難であることに加え、得てして腐食による劣化が心配されている場合も多い。ここでは、そういったケーブル部位について、障害物を外さずに検査できる低周波交流磁界を用いた相互誘導型の検査法について報告する。本方法は、交流磁界によって生じる渦電流の影響を除外する周波数外挿によって、直流磁界下でケーブルに誘起される磁束量を推定する手法であることから、全磁束法による腐食量評価の考え方を踏襲した全磁束法の亜種といえる検査法である。