講演情報
[3409]IWRC 6×Fi(29)の疲労寿命に及ぼす変動荷重の影響
○山口 篤志1、緒方 公俊1、山際 謙太1 (1. 労働安全衛生総合研究所)
司会: 古川一平(東京製綱㈱)
キーワード:
ワイヤロープ、疲労寿命、荷重変動
クレーン用ワイヤロープIWRC 6×Fi(29)を対象に、張力変動および除荷が疲労寿命に及ぼす影響を明らかにするため、往復駆動型ワイヤロープ疲労試験機によるU曲げ疲労試験を実施した。実際のクレーン運用を考慮して複数水準の張力をランダムに変動させた疲労試験を実施したところ、疲労寿命は一定張力試験から推定される寿命の0.6 - 0.9倍となり、いずれも低寿命側で破断した。このことから、張力変動条件下では累積損傷則に基づく単純な寿命評価は危険側となる可能性が示された。また、張力切替時に除荷ステップを導入した試験を実施した結果、除荷の有無による疲労寿命の差はワイヤロープが有するばらつきの範囲内であり、有意な差は認められなかった。以上より、クレーン用ワイヤロープの疲労寿命評価においては張力変動の影響を考慮する必要がある一方で、本研究の範囲では除荷の影響は小さいことが示された。
