講演情報

[3505]粉成過程における金粒の形状変化の検討

○小松 美鈴1 (1. 甲斐黄金村・湯之奥金山博物館)
司会: 青木美香(京都府立大学)

キーワード:

金挽臼、汰り滓、金粒、茅小屋金山

今回は石臼による粉成過程が微細な金粒の形状に及ぼす影響に着目した。粉成作業の痕跡を保持する汰り滓から、パンニングにより採取・確認できた一部の金粒には伸長、湾曲、捻れなどの変形が認められた。このことから、人工砂金と石臼を使って粉成処理の工程を施し、その前後の金の形状を顕微鏡観察によって比較することとした。
本稿は、汰り滓に含まれる石英粒の粒度分布や残存金の含有状況、および形状を調べることで、テラス堆積物とこなし作業との関係を検討するための基礎資料を得ることを目的にした。金挽臼での粉成による機械的作用が微細な金の粒子形状に及ぼす影響についての実験・考察を報告するものである。