講演情報
[3516]アミン水溶液からのCO2脱離過程を利用したビチューメンの浮上回収におけるアミン特性の影響
○任 傑1、大川 浩一1、加藤 貴宏1 (1. 秋田大学)
司会: 藤井 孝志(産総研)
キーワード:
アミン、二酸化炭素、ビチューメン、浮上回収
世界情勢が不安定な中、エネルギー供給源の拡大が必要となっている。重質油であるビチューメンの埋蔵量は石油確認埋蔵量の約3割を占めており、石油の代替資源として注目を集めている。ビチューメンはオイルサンドとして存在しており、露天掘りにより得られたオイルサンドからビチューメンを回収するには砂との分離が不可欠である。ビチューメンは高温・高pHの条件でビチューメンを砂から分離した後、ガスを通気してビチューメンを浮上回収する手法が主流であったが、高エネルギーコストが課題であった。そこで、CO₂分離回収・貯蔵(CCS)に利用されているアミン水溶液からのCO₂脱離過程をビチューメンの回収に適用することで、CO₂の回収とビチューメンの回収を同時に実施できるため、エネルギーコスト低減が期待できる。我々は、少量のモノエタノールアミン(MEA)水溶液による前処理と、CO₂を吸収したMEA水溶液の加熱によるCO₂脱離過程により、ビチューメンを高純度で回収することに成功している。本研究では、回収率を向上させるために、異なる種類のアミン水溶液の利用を検討し、アミンの特性がビチューメンの浮上回収挙動に与える影響を解明する。
