セッション詳細

[GS02]多様な臓器から考える線維化治療への最先端アプローチ

2022年3月28日(月) 13:30 〜 15:30
[B会場] 会議室131+132 1号館3階
オーガナイザー:土肥 直貴(静岡県大院薬)、山本 彩葉(阪大院薬)
線維化は、心臓、腎臓、肝臓、膵臓など、生体の主要な臓器で好発する。そして、線維化を起こした臓器は、最終的に機能不全に陥る。がん発生においても線維化は認められ、がん微小環境の構築に関与する。従来、線維化は不可逆的な状態と捉えられ、治療よりも予防に重点が置かれてきた。しかし、最近、線維化状態が可逆的である事例が次々と報告され、線維化治療の戦略も提示され始めている。線維化は細胞外マトリクス(ECM)の過剰蓄積により引き起こされる。臓器によりECM分泌細胞は異なり、臓器特異的な線維化メカニズムがある一方で、臓器間で共通のメカニズムも存在する。すなわち、線維化の臓器横断的な理解は、新たな治療法の開発を志向する上で大きな恩恵をもたらす可能性がある。本シンポジウムでは、多様な臓器におけるECM産生細胞を標的とした線維化研究の最新の研究成果を発表し議論することで、線維化メカニズムの理解を深め、線維化治療の新たなアプローチへとつなげることを目的とする。

オーガナイザー挨拶:土肥 直貴(静岡県大院薬)

[GS02-1]筋線維芽細胞に発現する転写因子OASISは腎線維化病態形成に寄与する

○山本 彩葉1、尾花 理徳1、藤尾 慈1 (1. 阪大院薬)

[GS02-2]線維化を促進する硫酸転移酵素の同定

○笠井 康太郎1、堀井 雄真1、廣中 貴則1、長坂 明臣1、黒瀬 等1、仲矢 道雄1 (1. 九大院薬)

[GS02-3]三次元培養法による膵がん線維化組織のモデル化および筋線維芽細胞分化機序の解析

○中澤 拓也1,2、田中 啓祥3,4、狩野 光伸2,4 (1. 岡山大経、2. 岡山大院ヘルスシステム、3. 岡山大院医歯薬、4. 岡山大薬)

[GS02-4]線維症治療に資する線維芽細胞の血管内皮細胞への転換技術の開発

○神原 知明1、井澤 洸栄1、土井 健史1、藤尾 慈1、岡田 欣晃1 (1. 阪大院薬)

[GS02-5]肝星細胞の形質転換を制御する低分子化合物DIF-1の肝線維化治療薬としての可能性

○大岡 央1、本橋 南奈実2、山口 桃生1,2、齊藤 真也3、石川 智久1,2 (1. 静岡県大院薬、2. 静岡県大薬、3. 岡山理科大獣医)

総括:山本 彩葉(阪大院薬)