セッション詳細

[S13]neo-PTMs: 生命を駆動する生体分子修飾の化学的導入と生物学的理解

2023年3月26日(日) 13:50 〜 15:50
[B1会場] 高等教育推進機構 N1 N棟1F
オーガナイザー:山次 健三(東大院薬)
生命は生体分子とそれらに介在する化学ネットワークから成る。例えば、ヒトゲノムには2万〜2万5千のタンパク質の一次配列しかコードされていないが、その転写産物であるRNAが様々なスプライシングや化学修飾を受けることによっておよそ10万のトランスクリプトームを形成し、さらにその翻訳産物が様々な翻訳後修飾(PTMs)を受けることで、100万以上のプロテオームを形成する。つまり、生命はこれまで考えられてきた以上の多様な化学修飾によって駆動されていることが明らかとなってきた。さらに、化学が構築できる分子の構造と機能は無限大であり、生体分子が受ける化学修飾が内在的に見られる修飾に限定されなければならない理由は存在しない。本シンポジウムでは、これらの「生体が元来持っていない、あるいはその存在が不明だった化学修飾」をneo-PTMsと定義し、生体分子修飾を人為的に導入・操作する化学技術の開発や、それを利用した未知の生体分子修飾の発見と理解について紹介する。

はじめに:山次 健三(東大院薬)

[S13-01]細胞内のアシルCoAを活性化するヒストンアシル化触媒

○山次 健三1 (1. 東大院薬)

[S13-02]メチル化基質探索のための人工的化学修飾の導入

○五月女 宜裕1,2 (1. 理研CPR、2. 理研CSRS)

[S13-04]可逆的なRNAリン酸化修飾の発見と機能
-RNA修飾を探す・調べる・操る-

○大平 高之1 (1. 東大院工)

[S13-05]tRNAメチル化酵素FTSJ1の破綻が引き起こす知的障害の発症機構

○中條 岳志1 (1. 熊本大院生命科学研究(医))

おわりに:五月女 宜裕(理研CPR)