セッション詳細

[S04]アカデミック・ディテーリングが薬剤師の専門性を確立する~医薬品の基礎薬学的違いを活用した処方支援~

2023年3月26日(日) 10:10 〜 12:10
[D会場] 高等教育推進機構 S2 S棟2F
オーガナイザー:小茂田 昌代(千葉西総合病院薬)、宮﨑 美子(戸田中央総合病院薬)
アカデミック・ディテ-リングとは、コマーシャルベースではない公正中立な基礎科学と臨床のエビデンスを基に医薬品比較情報を能動的に医師に情報提供することで、医師の処方支援を行う活動のことであり、海外ではアカデミック・ディテーラー(公正中立な医薬品情報提供者)として薬剤師が活躍している。日本においても2017年より、アカデミック・ディテーラーの養成が始まっている。非ステロイド系鎮痛薬(NSAIDsとアセトアミノフェンも含む)は古くから多くの薬剤が使用されているが、有効性比較による臨床のエビデンスは限られており、医師の使い慣れた薬剤が処方されている現状にある。そこで、本シンポジウムでは、薬学部の基礎薬学研究者と現場の薬剤師協働で、非ステロイド系鎮痛薬の化学構造式、薬理学、薬物動態学の視点から、徹底比較を試みた。非ステロイド系鎮痛薬の基礎薬学的な違いを活用したアカデミック・ディテーリング資材を開発することで、患者の基礎疾患や腎機能・肝機能障害、そして併用薬などの背景を含め、個々の患者にとって最適な薬剤の臨床意思決定Clinical Decision Maikingを支援することを目的とした。本シンポジウムでは、病態、化学構造式、薬理学、薬物動態学の専門家に各視点での非ステロイド系鎮痛薬の違いをご講演いただく予定である。薬剤師が医師に非ステロイド系鎮痛薬アカデミック・ディテーリングを実践し、医師と薬剤師協働で薬物療法の個別最適化を目指す。

趣旨説明:オーガナイザー

[S04-01]アカデミック・ディテーリング教育の重要性

○宮﨑 美子1,2 (1. 戸田中央総合病院薬、2. 日本アカデミック・ディテーリング研究会)

[S04-02]医薬品の化学的特性を薬剤選択の個別化に活用できるか?~NSAIDsを例に~

○清水 忠1、田中 怜2,3、黒原 崇4、田代 祐也5、田村 渓6、上田 昌宏7 (1. 兵庫医科大学薬、2. 静岡がんセンター薬、3. 東京理大薬、4. 国立衛研、5. 宮町薬局、6. アインファーマシーズ、7. 摂南大薬)

[S04-03]薬理学的特性に注目した非ステロイド系鎮痛薬アカデミック・ディテーリング

○斎藤 顕宜1 (1. 東京理科大学薬)

[S04-04]薬物動態学的特性の理解と臨床活用

○宮嶋 篤志1 (1. 明治薬大)

[S04-05]アカデミック・ディテーリングのスキルを生かした臨床エビデンスの吟味

○佐藤 淳也1 (1. 国際医福大薬)

[S04-06]アカデミック・ディテーリング資材を活用した臨床意思決定とは?

○小茂田 昌代1,2,3 (1. 千葉西総合病院薬、2. 日本アカデミック・ディテーリング研究会、3. 東京理大薬)

総合討論