講演情報
[22-O-J4K1-03]デイケアにおける食事満足度向上の取り組みについて食べる楽しみを通うきっかけに
*石鍋 夏生 (埼玉県 介護老人保健施設ぬくもり)
通所リハビリテーション事例研究
はじめに、2022年度の食事満足度調査では、「申し訳ありませんが、まずそうです」「献立がおかしい」「品数やメニューに工夫がほしい」などのご意見をいただいた。
これらの結果を受け、通所リハビリテーションでは利用者満足度向上を目的に、栄養課と連携し、献立改善や調理方法、盛り付けの工夫など食事内容の見直しを行った。「食べる楽しみを通うきっかけ」とすることを目標に、2つの取り組みを実施した。
1つ目は、昼食と同時提供していたおやつを廃止し、その分を昼食の質の向上に充てたことである。2023年7月1日の献立では、ビビンバ丼に温泉卵を追加し、小鉢をキムチ、汁物をわかめスープに変更するなど、献立全体の統一感を意識した内容へ改善した。
2つ目は、月2回の食事イベントの開催である。2023年6月より、デザートバイキングとパンバイキングを毎月各1回実施した。6種類の中から好きなものを3つ選んでいただく形式とし、職員が利用者一人ひとりの席を回り、その場で選んでいただいた。「どれも美味しい」「今日来てよかった」など好評を得た。
2024年1月以降もデザートバイキングを継続するとともに、「世界のグルメツアーinイタリア」やチキンカレー・シーフードカレーのセレクトメニューなど、新たなイベントを実施した。2024年度は季節感を意識したデザートの提供や、調理・盛り付け方法を工夫し、多くのお褒めの言葉をいただき、職員のモチベーション向上にもつながった。
さらに2024年10月には、調理師の提案により「紅葉狩り弁当」を提供した。掛け紙の文字は調理師が一文字ずつ手書きし、温かみのある演出を取り入れたことで、見た目・味ともに高い評価を得た。そのほか、クリスマスメニュー、アイスバイキング、スペイン料理なども実施し、「今までで一番美味しかった」「食事が楽しみです」などの感想が寄せられた。
食事満足度調査では、「十分に行われている」と回答した割合が、イベント実施1年目は43%と、イベント実施前に比べ16%向上し、さらに実施2年目では67%となり、実施前と比較して40%向上した。一方、「行われていない」はイベント実施前18%のところ、実施2年目には0%となり、2つの取り組みにより食事満足度の向上が認められた。
現在では、「美味しいよ」と笑顔で声を掛けていただく機会が増え、食事を楽しみに通われる利用者もみられている。
今後は、まぐろの解体ショーなど臨場感のある演出や食器の工夫、広報誌を活用した食事アンケート、「食べたいもの総選挙」などを企画し、利用者の希望を反映した食事提供を目指す。今後も「食べる楽しみ」を通うきっかけとなるよう、満足度向上につながる取り組みを継続していきたい。
はじめに、2022年度の食事満足度調査では、「申し訳ありませんが、まずそうです」「献立がおかしい」「品数やメニューに工夫がほしい」などのご意見をいただいた。
これらの結果を受け、通所リハビリテーションでは利用者満足度向上を目的に、栄養課と連携し、献立改善や調理方法、盛り付けの工夫など食事内容の見直しを行った。「食べる楽しみを通うきっかけ」とすることを目標に、2つの取り組みを実施した。
1つ目は、昼食と同時提供していたおやつを廃止し、その分を昼食の質の向上に充てたことである。2023年7月1日の献立では、ビビンバ丼に温泉卵を追加し、小鉢をキムチ、汁物をわかめスープに変更するなど、献立全体の統一感を意識した内容へ改善した。
2つ目は、月2回の食事イベントの開催である。2023年6月より、デザートバイキングとパンバイキングを毎月各1回実施した。6種類の中から好きなものを3つ選んでいただく形式とし、職員が利用者一人ひとりの席を回り、その場で選んでいただいた。「どれも美味しい」「今日来てよかった」など好評を得た。
2024年1月以降もデザートバイキングを継続するとともに、「世界のグルメツアーinイタリア」やチキンカレー・シーフードカレーのセレクトメニューなど、新たなイベントを実施した。2024年度は季節感を意識したデザートの提供や、調理・盛り付け方法を工夫し、多くのお褒めの言葉をいただき、職員のモチベーション向上にもつながった。
さらに2024年10月には、調理師の提案により「紅葉狩り弁当」を提供した。掛け紙の文字は調理師が一文字ずつ手書きし、温かみのある演出を取り入れたことで、見た目・味ともに高い評価を得た。そのほか、クリスマスメニュー、アイスバイキング、スペイン料理なども実施し、「今までで一番美味しかった」「食事が楽しみです」などの感想が寄せられた。
食事満足度調査では、「十分に行われている」と回答した割合が、イベント実施1年目は43%と、イベント実施前に比べ16%向上し、さらに実施2年目では67%となり、実施前と比較して40%向上した。一方、「行われていない」はイベント実施前18%のところ、実施2年目には0%となり、2つの取り組みにより食事満足度の向上が認められた。
現在では、「美味しいよ」と笑顔で声を掛けていただく機会が増え、食事を楽しみに通われる利用者もみられている。
今後は、まぐろの解体ショーなど臨場感のある演出や食器の工夫、広報誌を活用した食事アンケート、「食べたいもの総選挙」などを企画し、利用者の希望を反映した食事提供を目指す。今後も「食べる楽しみ」を通うきっかけとなるよう、満足度向上につながる取り組みを継続していきたい。

