第35回四国作業療法学会

学会長挨拶

第35回 四国作業療法学会開催にあたって

 
第35回 四国作業療法学会
学会長 稲富惇一
    土佐リハビリテーションカレッジ

 皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より、四国作業療法士会連絡協議会の活動に多大なるご支援、ご協力を賜り、心より感謝申し上げます。

 本学会は「共に前へ ―私たちは未来に何を残せるか―」をテーマに掲げ、一般社団法人高知県作業療法士会が担当いたします。このテーマを考えるにあたり、実行委員長・事務局長と共に、これまでの四国作業療法学会誌を読み返しました。そこには、長い歴史の中で諸先輩方が積み重ねてこられた努力と情熱が刻まれており、その精神を引き継ぎ、未来へと繋げていく責任を強く感じた次第です。主題である「共に前へ」には、世代や県境、それぞれの分野を超えて、共に力を合わせてより良い未来(明日)へ繋がるように出会いと学びと気づきのある学会にしたい、という願いを込めています。そして副題「私たちは未来に何を残せるか」は、その歩みの先にある問いです。不確実で変化の大きな今の時代において、私たちの活動は本当に先の未来に繋がるのか、社会や後輩に残せるものは何か?を改めて皆さんと考えていきたいと思っています。

 開催日は2026年10月17日(土)・18日(日)の2日間、場所は高知健康科学大学/土佐リハビリテーションカレッジ(高知市大津乙2500-2)にて開催いたします。学会テーマに沿った講演や企画を準備しておりますので、ぜひご参加いただき、共に学び、共に未来を創る機会としていただければ幸いです。また、皆様の日々の学びや実践の成果を、発表というカタチで共有していただきたく存じます。

 高知県での現地開催は、2016年以来10年ぶりとなります。2020年に予定していた高知開催は、新型コロナウイルス感染症の影響により延期され、2022年にやむを得ずオンラインでの実施となりました。その時の対面開催を願って準備されていた、当時の学会長や実行委員の方々の想いも引き継ぎながら、誠意をもって準備を進めてまいります。本県は、古くから宴会のことを「おきゃく」と呼び、知り合いはもちろん、初対面の方とも分け隔てなく関わり合う文化が根付いております。この「おきゃく文化」は宴席に限らず、日常の様々な場面においても、人と人との温かな交流を育んでいます。そんなこの高知の地で、皆様と直接お会いし、交流できる日を心より楽しみにしております。

 最後になりますが、本学会が未来を築く一歩となり、世代を超えて作業療法士の想いをつなぐ場となるよう願っております。皆様のご参加を心よりお待ちしています。