講演情報

[SS-19-01]ビッグ4を超えて日本留学を捉え直す-南アジアから日本へ

*池田 佳子1、*Bahadur Sagar2 (1. 関西大学、2. Acumen)

キーワード:

国際学生移動、留学パスウェイ、国際教育における日本の位置づけ

受講者に求められる 事前の知識・経験等
特になし

受講者が受講前に取り組む 事前課題等
特になし

概要
本セッションでは、南アジア・東南アジアにおける国際学生移動の変化の中で、日本がどのような留学先として位置づけられつつあるのかを、他国との比較・ベンチマークを通して検討する。従来の「ビッグ4」(米国・英国・オーストラリア・カナダ)は依然として主要な留学先であるが、近年では学費・生活費の上昇、ビザをめぐる不確実性、キャリア志向の変化を背景に、学生や家族はそれ以外の進学先にも目を向け始めている。その中で日本は注目を集めつつあるが、その価値は、マレーシアなどの新興留学先や地域ハブとの比較の中で捉える必要がある。本セッションでは、日本留学を単なる募集や受入れの問題としてではなく、学修、スキル形成、就職、さらには卒業後の進路を含む広いパスウェイとして捉え直す。学生、家族、大学、仲介者が日本をどのように認識しているのかを考察し、日本の強みと課題の双方を明らかにする。さらに、このうねりの中で国内大学の国際教育をどのように位置づけ直すべきかも論じる。日本の大学には、受入れ中心の発想を超え、学修支援、言語支援、多文化共修、キャリア形成を結ぶ統合的な国際教育のあり方を再構想することが求められている。