講演情報
[A-10-11]スポットインスタンスにおける停止待機インスタンスを用いたデータベース運用手法の評価
◎△新堂 七海1、神野 敦哉2、田口 開智2、那須 渚2、小比賀 亮仁1、小板 隆浩2 (1. 同志社大学、2. 同志社大学大学院)
キーワード:
スポットインスタンス、アマゾンウェブサービス、データベース
近年,クラウドコンピューティングの発展に伴い,高可用性と低運用コストを両立するデータベースシステムへの需要が高まっている.スポットインスタンスはオンデマンドインスタンスと比較して低コストで利用できるが,予告なく中断される可能性がある.既存手法では,中断発生後に新たなインスタンスを起動し,データベース環境を再構築するため,サービス停止時間が増加するという課題がある. そこで本研究では,事前に環境構築を完了した停止待機インスタンスを停止状態で保持する復旧手法を提案する.スポットインスタンスの中断時には,停止待機インスタンスを起動し,環境構築を行うことなくデータベースを復元することで,復旧時間の短縮を図る. 提案手法について,停止時間および運用コストの観点から既存手法との比較評価を行った.その結果,50MB,200MB,400MBのデータベースにおいて停止時間の短縮を確認した.また,停止待機インスタンスの保持により月額0.77USDのコスト増加が生じたものの,追加コストは小さいことが分かった.以上より,提案手法は低コストを維持しながら可用性を向上できることを示した.
