講演情報

[A-13-01]歩行者種別を考慮した顕著性マップ構築のための注視点計測環境の整備

◎△森岡 直也1、中田 洋平1 (1. 明大)

キーワード:

動的顕著性マップ、注視点計測、運転支援システム、交通弱者、歩行者種別

近年,運転支援システムの高度化に資する技術として,運転者の視線が向けられやすい領域を推定する顕著性マップに関する研究が進展している.これらの研究では,RGB画像に加えて,オプティカルフローやセマンティックセグメンテーションなどを入力とし,複数の視覚的特徴を統合する深層神経回路網が用いられることも多い.しかし,現状では,高齢者や子供といった交通弱者は,他の歩行者と明確に区別されることなく扱われている.一方,著者らの先行研究では,歩行者種別によって運転者の注視率が異なる傾向が示唆されており,歩行者属性を考慮することにより,顕著性マップ算出の高精度化が期待される.そのため,著者らは,歩行者種別を考慮した顕著性マップの構築を目的として研究を進めている.しかし,公開データセットを含めても,交通弱者が存在する運転状況を対象とし,運転者の注視点を記録したデータは十分に整備されていない.そこで本研究では,複数の交通弱者が存在する計12種類の運転状況を3DCG映像で再現し,再現した映像を3台モニター環境において提示して,運転者の注視点を計測する環境を整備した.