講演情報
[B-15-03]センシング性能を維持するチャープレーダ向けデータ重畳方式の検討
◎木本 圭優1、江頭 慶真1 (1. 株式会社東芝)
キーワード:
ISAC、チャープ、JRC
Integrated Sensing and Communication(ISAC)は,レーダセンシングと無線通信を同一波形で実現する技術であり,次世代無線ネットワークにおいて注目されている.チャープ信号は低Peak-to-Average Power Ratio(PAPR),低帯域外放射,高距離分解能を有しレーダに広く用いられている.既存チャープレーダに通信機能を付加するISAC波形として,チャープパルスをサブパルスに分割し各サブパルスの搬送周波数をシフトするFSK-Chirpが提案されているが,以下2点の課題がある.(i) デチャープ後にドップラーシフトとデータが同一の1次位相項で結合し,ドップラー推定精度がデータ復調精度の影響を大きく受ける.(ii) サブパルス境界で瞬時周波数が不連続となり,帯域制限フィルタ通過後に振幅変動が生じPAPRが増大する.また,データをチャープレートに割り当てるチャープレートホッピング変調(CrHM)も提案されているが,リファレンスチャープとの重畳構造を持たず,デチャープ後のドップラーとデータの次元分離性が議論されていない.本稿では,リファレンスチャープにチャープレート変調を重畳し,かつサブパルス境界の周波数連続性を保つチャープレート変調方式(CRM-Chirp)を提案し,ドップラーとデータの次元分離および低PAPRを同時に実現する.
