講演情報
[B-15-07]オフィス環境でのWi-Fi 電波強度の変動解析と
Fingerprint Map 測位への適用可能性
〇古村 泰晟1、落合 慶広1、江村 和雄1 (1. TDCソフト株式会社)
キーワード:
屋内位置測位、Wi-Fi RSSI、Fingerprint Map測位
本研究では,オフィス環境におけるWi-Fi受信信号強度(RSSI)の変動特性を分析し,Fingerprint Map(FPM)測位への適用可能性を評価した.約2,100 m²のオフィスに設置された21台のアクセスポイントを対象に,スマートフォン,Raspberry Pi内蔵アンテナ,同外部アンテナの3種類のデバイスを用いて,2.4 GHz帯および5 GHz帯のRSSIを4日間測定した.測定結果から,場所およびデバイスごとのRSSIの平均値と標準偏差を解析するとともに,k近傍法(k=5)を用いたFPM測位により,同種デバイスと異種デバイス間での測位精度を比較した.その結果,2.4 GHz帯では異種デバイス利用時に平均測位誤差が0.82 m増加したのに対し,5 GHz帯ではほぼ同等の精度を維持した.また,見通しの悪いL字型通路ではRSSIの変動が大きく,測位精度が低下することを確認した.以上より,5 GHz帯ではデバイス差の影響が小さく,異種デバイス間でのFPM転用が可能であること,さらに測位精度にはデバイス差よりも環境要因が大きく影響することが示唆された。
