講演情報

[B-16-24]フローごとの輻輳制御アルゴリズム選択によるネットワーク全体最適化に関する一検討

◎△Han Nay Aung1、大崎 博之1 (1. 関西学院大学)

キーワード:

輻輳制御アルゴリズム、ネットワーク全体最適化

インターネットのトランスポート層において、TCPの輻輳制御アルゴリズム(CCA)は多様化が急速に進んでいる。従来の損失ベース方式に加え、遅延ベース方式や帯域・遅延を直接測定する方式などが提案され、現代のオペレーティングシステムに標準搭載されている。さらに、送信ホストがソケット単位で CCAを選択することが技術的に可能となっており、フローごとの通信要件に応じた個別制御の余地が開かれている。本研究の目的は、複数フローが帯域を共有するネットワークにおいて、各フローに対するCCAの適切な割り当てがネットワーク全体の集約性能に与える影響を明らかにすることである。具体的には、フローごとのCCA選択をネットワーク全体の平均スループットの最大化および平均遅延の最小化を目的とする組合せ最適化問題として定式化し、混在割り当てが単一のアルゴリズムを一様に用いる場合に比べて全体性能を向上させる可能性を検証する。