講演情報
[B-17-07]ミニPCが放射する電波雑音存在下でのIEEE 802.11ahシステムのフレーム誤り率評価(1)
—電波雑音波形の取得—
〇矢野 一人1、天間 克宏1、玉井 森彦1、加瀬 敦哉1、阿野 進1、長谷川 晃朗1、清水 聡1、坂野 寿和1 (1. ATR)
キーワード:
電波雑音、IEEE 802.11ah、Sub-1 GHz帯、フレーム誤り率、インパルス性雑音
無人搬送車(AGV)や配膳ロボットなどの自律移動体は,レベルの高低はあれど電波雑音を放射しており,これが自律移動体自身あるいは周辺で行われる無線通信の品質劣化を引き起こすおそれがある.特に,多数の自律移動体が稠密に運用される状況においては電波雑音のアグリゲーションが発生し,自律移動体の機能不全や運用サービスの不具合が顕在化するおそれがある.筆者らは多数の自律移動体が稠密に運用される環境において自律移動体の安定運用を可能とする技術の研究開発を行っている.これまで,自律移動体にも搭載可能なミニPCなどからSub-1 GHz帯に放射される電波雑音の測定を行っており,一部のミニPCからは,近傍で行われるIEEE 802.11ah(IEEE 802.11 S1G)の通信に対して有意な品質劣化を引き起こすことを,伝送実験を通じて確認している.今回,電波雑音の影響を詳細に評価するために,ミニPCから放射された電波雑音の信号波形を用いて,IEEE 802.11ahのフレーム誤り率(FER)特性のシミュレーション評価を行った.本稿では評価に使用した電波雑音波形の取得手順とその特徴について述べる.
