講演情報

[B-1C-13]2つのMRAレーダと動的ターゲットによる虚像抑圧の基礎検討

◎△土屋 穂高1、山田 寛喜1、加茂 宏幸2 (1. 新潟大学自然科学研究科、2. 太陽誘電株式会社)

キーワード:

ミリ波レーダ、Khatri-Rao積仮想アレー、最小冗長度アレー、相関抑圧、イメージングレーダ

近年,ミリ波レーダを利用したセキュリティシステムが注目されている.アレーレーダによる角度分解能向上には,アンテナ素子数を増加させることで開口長を増加させることが最も簡単である.しかし,これはレーダの高コスト化やアンテナサイズの増加などの欠点がある.また,合成開口レーダ(SAR : Synthetic Aperture Radar)処理による分解能向上手法も提案されているが,機械的な走査が原因で観測時間を有する欠点がある.そこで,筆者等はKR(Khatri Rao) 積を用いた信号処理によって,仮想的に開口長を増加させる KR 積仮想アレー処理を提案している.しかし,この手法は到来信号が無相関あるいは低相関時に有効な手法であり,高相関の受信信号の場合には画像に相関成分である虚像が発生する.本稿では,動的ターゲットの移動による相関抑圧と,2 つの 傾けたMRA (Minimum Redundancy Array) 配置のレーダを使用することで虚像が抑圧可能なことをシミュレーションによって示す.