講演情報

[B-4-30]電源回路2次側の伝導ノイズ関する評価手法

〇李 智媛1、明星 慶洋1 (1. 三菱電機株式会社)

キーワード:

電磁妨害、電磁両立性、伝導エミッション、一次側電源ポート、二次側電源ポート、通信ポート

近年,電子機器の高機能/低電圧化が進む中で,電源回路に起因する電磁妨害(EMI)が,供試機器(EUT)のEMCに影響を及ぼす事例が増加している.とりわけ,電源回路(DC-DC)は高周波スイッチングに伴い,1次側から2次側への伝導ノイズ,ならびに2次側を介してシステム全体へ回り込むノイズが,EMC性能を悪化させる要因となる.一般に,伝導エミッションの評価は電源1次側を対象として実施される.しかしながら,機器設計の現場では,1次側の規格適合のみをもってシステム全体のEMC適合性を保証することは難しく,2次側の伝導ノイズが,EUTの放射ノイズや系内ノイズ耐性へ影響し,スペックアウトとなる事が少なくない.本研究では,従来,規制されてこなかった電源回路2次側の伝導ノイズにも着目し,EUT全体のEMC性能との関連を体系的に整理することで,実用的な設計指針および評価手法の確立を目指す.