講演情報

[B-4-41]複数の直管型LEDランプにおける伝導ノイズの測定

〇伊藤 盛通1 (1. 大阪産業技術研究所)

キーワード:

直管型LEDランプ、伝導ノイズ

植物工場などにおいて高密度に配置される直管型LEDランプから生じる電磁ノイズに着目し、周辺環境と伝導ノイズ強度の相関を検証した。実験においては、用途と接続方式が異なる2種類の直管型LEDランプ(A:オフィス用、B:植物工場用)を各9本使用した。周辺環境の影響を検証するため、樹脂製の棚と鉄製の棚を用意し、異なる高さ(上段・下段)に設置して、CISPR15に準拠した測定手順でノイズを測定した。測定結果より、主に0.7〜5 MHz(帯域i)と10〜30 MHz(帯域ii)において、製品ごとに異なるノイズの変化が確認された。試験体Aでは、棚を樹脂製から鉄製に変更すると帯域iのノイズ強度が増加し、帯域iiのピークが低周波数側へ遷移した。また、設置高さを変えた場合も帯域iiで変化が見られた。対照的に試験体Bでは、棚の材質変更による帯域iiのピーク遷移はあったものの帯域iは変化せず、設置位置(高さ)によるノイズ強度やピーク位置の変化も見られなかった。結果として、設置箇所周辺の材質や高さが伝導ノイズに与える影響は、製品によって異なることが明らかになった。この差異は浮遊容量の影響の違いによるものと考えられ、具体的な要因として、金属筐体による電源線の内包の有無、電源配線の長さ、および電源インピーダンスの違いが推測される。