講演情報
[B-6-78]機能差分が混在するNRF Setにおける未対応要求誘導方式の検討
〇本田 舜1 (1. 株式会社NTTドコモ)
キーワード:
5G、5Gコア、NRF、機能差分
5Gコアネットワークでは,Network Repository Function(NRF)がNetwork Function(NF)の登録・発見・管理を担い,NRF Setにより複数のNRFを協調して運用できる.一方,マルチベンダ構成やローリングアップデートの過渡期には,NRF Set内で異なるリリースまたは機能群を有するNRFが混在し,受信NRFが要求内容を解釈または処理できない場合が想定される.この場合の動作が明確となっておらず実装に依存することになるため,要求継続性や相互接続性が損なわれる可能性がある.本稿では,未対応機能を含むNF-NRF要求を受信したNRFが,同一NRF Set内の対応可能なNRFへ要求を誘導する方式を提案する.提案方式では,各NRFが共有コンテキスト情報に保持されたNRFごとの機能対応可否および到達先情報を参照する.要求を受信したNRFは,required-features,supported-features,アクセストークン要求のscope等に含まれる機能情報を基に自身での処理可否を判定し,未対応と判断した場合には,他NRFへの逐次問い合わせを行わず,共有コンテキストから対応可能なNRFを選択する.その後,既存のIntermediate処理を活用し,受信NRFが要求を対応可能NRFへ転送するフォワーディング方式,またはNFへ対応可能NRFのアドレスを通知するリダイレクト方式により処理を継続する.対応可能なNRFが存在しない場合はエラー応答を返す.本方式により,要求の意味を維持した処理継続と,追加信号数および遅延の削減が期待できる.今後,本方式を標準仕様へ反映することを目指す.
