講演情報
[B-6-82]エッジサーバと端末間における送信前処理制御方式の提案
〇猪股 一歩希1、栗田 弘之1 (1. NTT株式会社ネットワークテクノロジーセンタ)
キーワード:
送信前処理制御、エッジコンピューティング、リアルタイムデータ伝送
近年,工場などの現場において,スマートグラス等の端末から取得した映像・音声をサーバへ送信し,作業支援を行う形態が普及している.しかし,圧縮や特定領域抽出といった前処理に要する時間と,無線区間における通信遅延の影響により,必要なデータを期限内にサーバへ到達させることが困難となり,リアルタイムな支援が妨げられるという課題がある. 本稿では,サーバから与えられる前処理要求および通信状態に基づき,前処理時間と通信時間を統合的に考慮し,期限内到達性を満たす範囲で最適な前処理内容を動的に決定する方式を提案する.具体的には,複数の前処理候補について処理時間と通信時間の合計から到達時間を算出し,サーバ要求を満たしつつ期限内に到達可能な候補の中から最適なものを選択する. 提案手法は,従来のような通信状況に応じたビットレート制御にとどまらず,前処理の内容や端末とサーバ間の機能分担を動的に調整可能である.これにより,特徴抽出など多様な前処理の適用が可能となり,要求適合性と期限内到達性の両立を実現する.
