講演情報
[BCS-1-06]テラヘルツ帯伝搬特性評価と移動通信システム実現に向けた取り組み
〇沢田 浩和1、ハニズ アズリル1、中村 道春1、松村 武1 (1. NICT)
キーワード:
テラヘルツ波、伝搬特性、標準化、移動通信システム
本論文では,6G移動通信システムにおける超高速・大容量通信の実現に向けて注目されているテラヘルツ帯通信について,その伝搬特性およびチャネルモデルに関する研究成果を整理し,今後の課題と展望を考察する.まず,6Gにおけるテラヘルツ帯利用の背景と必要性を示し,各国・各機関における研究開発および標準化検討の現状について概説する.次に,テラヘルツ帯特有の高い伝搬損失や大気吸収などの伝搬特性について,著者らの実測データにもとづき説明し,これらを考慮した伝搬損失モデルおよびチャネルモデルについて整理する.さらに,6G実現に向けた課題として,干渉評価に適用可能な伝搬モデルの継続的開発や,移動環境に対応するためのテラヘルツ通信装置の開発について述べる.最後に,今後の研究方向と将来展望を示す.
