講演情報
[BI-3-04]ネットワーク障害分析の自動化と自律運用への展望
〇福嶋 章悟1、舟山 空良1、橘 順太1、髙橋 征子1 (1. 株式会社NTTドコモ)
キーワード:
AIOps、ネットワーク障害分析、自律運用、大規模言語モデル、検索拡張生成
近年、通信ネットワークの高度化に伴い、障害対応業務の効率化および高度化が求められている。本稿では、商用ネットワーク運用における障害発生時の原因分析および措置手順提示の自動化を目的として、検索拡張生成(RAG)と大規模言語モデル(LLM)を活用したAIエージェントを提案する。提案方式では、これまでの運用業務で蓄積されたナレッジに対してLLMを用いた前処理を施し、検索および推論に適したナレッジベースを構築するとともに、オーケストレーターが複数のツールを制御することで障害分析および措置手順提示を実現する。過去に商用環境で発報されたアラートを用いて評価した結果、AIエージェントは一定の運用経験を有する保守者と同等の分析結果および措置手順を提示するとともに、分析時間の短縮と安定した応答性能を実現した。さらに、本取り組みをTM ForumのAutonomous Networksの枠組みに照らして整理し、ネットワーク自律運用に向けた発展可能性を示す。
