講演情報
[BI-9-02]ワイヤレスエミュレータのための電波伝搬モデルの開発及び製造ラインシミュレータとの連携
〇ハニズ アズリル1、沢田 浩和1、松村 武1 (1. 国立研究開発法人情報通信研究機構)
キーワード:
Beyond 5G、電波伝搬モデル、製造ラインシミュレータ、レイトレース、ワイヤレスエミュレータ
近年,スマート工場の普及と共に,工場における無線通信の利用が進んでいる.スマート工場の実現には,安定した無線通信環境の導入が必須であるが,実稼働工場で導入試験を行うことは困難であり,サイバーフィジカルシステムを活用したワイヤレスエミュレータによる検証環境の整備が注目されている.本研究では,ワイヤレスエミュレータで利用する電波伝搬モデルとして,レイトレース(RT)法により計算されたパスグリッドデータ(PGD)を用いる手法を採用した.本稿では,PGDの開発に必要な技術を説明する.まず,実稼働工場における伝搬チャネルの実測値との比較によりRT法の予測精度を検証する.さらに,以前提案された波長及び物体の大きさを考慮したマルチパス電力の調整アルゴリズムを紹介し,工場環境に加え,オフィス環境における提案法の検証結果を報告する.最後に,調整後の伝搬チャネル特性の可視化や工場プロセスの最適化シミュレーションを可能にするため,製造ラインシミュレータFlexSim向けに開発したプラグインの詳細を述べる.
