講演情報
[N-2-07]秘密計算の光実装に向けたガーブルド回路の高速化手法の評価
◎関口 美樺1、藤井 勇輔1、矢作 大河1、山上 智輝1、内田 淳史1 (1. 埼玉大)
キーワード:
秘密計算、情報セキュリティ、ガーブルド回路
秘密計算は複数のユーザが互いの入力データを秘匿したまま演算を行う技術であり,実装方法の一つとしてガーブルド回路を用いる手法が知られている.ガーブルド回路は,論理回路の入出力に乱数を割り当てて暗号化することで計算内容を秘匿するが,暗号処理の必要性から計算コストが高くなる.そのため,ガーブルド回路を効率化する手法として,Free XORゲートやハーフゲートが提案されている.そこで本研究では,秘密計算の光実装に向けたガーブルド回路の高速化手法として,Free XORゲートとハーフゲートを実装し,その有効性を数値計算により評価した.Free XORゲートではXORゲートの暗号文生成を不要とし,ハーフゲートではANDゲート等の暗号文数を削減することで暗号処理を削減する.64ビット入力の億万長者問題を実行し,ガーブルド回路の生成時間および評価時間を調査した。その結果,暗号処理の削減により,ガーブルド回路の生成時間を62 %,評価時間を92 %短縮することに成功した.
