講演情報

[N-2-08]LEO衛星ネットワークにおけるキャッシュを考慮した衛星選択法

〇西嶋 舶1、上山 憲昭2 (1. 立命館大学大学院、2. 立命館大)

キーワード:

低軌道衛星ネットワーク、コンテンツ配信、コンテンツキャッシュ

近年,低軌道衛星を用いたLEO衛星ネットワークが,広域かつ低遅延な通信を実現する手段として期待されている.しかし,LEO衛星ではアップリンク容量の制約により,地上局から衛星を介してコンテンツを配信する場合,配信遅延の増加が問題となる.この問題に対して,衛星上にコンテンツを配置するキャッシュ技術は有効な解決策の一つである.衛星キャッシュを活用することで,地上ネットワークへのアクセス回数を削減し,ユーザに対してより迅速なコンテンツ提供が可能となる.

本稿では,LEO衛星ネットワークにおけるコンテンツ配信性能の向上を目的として,キャッシュ状態を考慮した衛星選択手法を提案する.提案手法では,ユーザ端末と各衛星との通信可能性に加え,要求コンテンツのキャッシュ有無を考慮して接続先衛星を決定する.これにより,キャッシュヒット率の向上および地上経由通信の削減を図り,LEO衛星ネットワークにおける効率的で安定したコンテンツ配信の実現を目指す.