日本放射化学会第68回討論会(2024)

セッション概要

 

セッション

(A)核化学

  • コンビーナー:佐藤 哲也(原子力機構先端基礎)

公募概要:核化学は、「原子核の壊変や原子核反応が伴った化学研究分野」です。核化学セッションでは、新元素・新同位体の探索、放射性元素(特に重・超重元素)の化学、原子核構造、原子核壊変、原子核反応、原子核分裂等の研究発表を募集する。

招待講演者と講演題目:


(B)原子核プローブ

  • コンビーナー:佐藤 渉(金沢大学)

公募概要:放射性の原子核や放射線と物質の総合作用を通じて物質の性質や変化を研究する分野です.原子核からの放射線が反映する原子価や原子核周りの磁場や電場,それらの揺らぎなどを明らかにします.メスバウアー分光法,γ線摂動角相関法,陽電子消滅法,ミュオンスピン分光法,原子核共鳴散乱法を用いた機能性材料や,エネルギー材料,磁性体,半導体,高分子,ソフトマテリアル,生体材料などへの応用研究が含まれます.また原子核ビームの利用や物質研究を指向した新しい放射線の検出法のの研究発表を募集します.

招待講演者と講演題目:


(C)環境放射能

  • コンビーナー:

公募概要:環境中の放射性核種の動態解明やそのための手法開発に関わるあらゆる研究を公募する。この動態解明に は、濃度分析、同位体比分析、化学種分析などが必須であり、特に超微量元素を扱うという意味で、この分野は関連する地球化学や環境化学よりさらに高度な研究を展開しているともいえる。また、放射性核種の動態解明は、放射性廃棄物の地層処分や廃炉など人類の安全安心に関わるだけでなく、環境中の放射性核種のトレーサー利用の確立は幅広い分野に波及効果を持つ。さらにその動態解明に必須な化学素過程の解明には、放射性核種の物理化学的な性質の解明が必須であり、周期表のフロンティアに存在するこれら元素の無機化学をリードする分野であるともいえる。

招待講演者と講演題目:


(D)放射化分析及び放射性核種の分析化学

  • コンビーナー:三浦 勉(AIST)

公募概要:安定元素・放射性核種の分布や存在量を正しく把握し、評価するために精確な分析法が必要である。本セッションでは、原子炉・加速器を利用する放射化分析、即発γ線分析法、放射性核種の分離、予備濃縮、高感度測定法、迅速測定法、標準物質、出所起源や原子力活動を推定するために元素組成や精製時期、同位体組成などの精密な分析技術が要求される核鑑識に関連する研究発表を募集する。

招待講演者と講演題目:
  
(E)原子力・アクチノイド化学及び関連分野

  • コンビーナー:鈴木 達也(長岡技大)

公募概要:本セッションでは核燃料の製造や再処理、放射性廃棄物の処理・処分、さらには福島第一原発廃止措置関連といった原子力に係わる放射化学研究の発表を募集する。また、原子力の化学分野を支える重要な基盤学問であるアクチノイドの化学も対象とし、基礎から応用研究についての発表を広く募集する。

招待講演者と講演題目:

 
(F)核医学・生物関連放射化学

  • コンビーナー:豊嶋 厚史(阪大IRS)

公募概要:環境中の元素の循環には生物が深くかかわっている。生物の元素循環への関与及び機構を解明するため、微生物細胞レベルから森林など生態圏まで、様々なレベルの研究が進められている。放射性核種を対象とした研究及びトレーサーとして用いた研究は、研究進展の中核をなすものである。本セッションでは、環境での実測に基づく研究から室内実験により得られた研究成果の発表を期待する。

招待講演者:
 


(G)教育関連

  • コンビーナー:緒方良至(愛知医大)

公募概要:広く学校教育や大学教育課程における放射能や放射線教育に関する研究やプログラム開発、教材開発、実績実例報告など、また、放射能・放射線に関する教育人材や研究人材育成、一般市民等を対象としたアウトリーチ活動や社会教育、そのためのプログラム開発などの研究成果や報告を、広く学会内外から募集します。 

招待講演者と講演題目:


(H)その他(境界分野への放射化学の新展開など)

  • コンビーナー:秋山 和彦(都立大)、鈴木 達也(長岡技大)

公募概要:上記カテゴリーに含まれないあらゆる研究発表をこちらで募集いたします。
 

ポスターセッション

 ・発表募集は、口頭発表と同じ分野で行います。
 ・ポスターサイズは、900 mm(横)×1800 mm(縦)以内です。
 ・ポスター発表用に、フラッシュトークを予定しております。

 

受賞講演

日本放射化学会奨励賞受賞講演

9月24日(火)A会場 


受賞者 今年度受賞者の決定後、更新いたします。