特別講演

画像センシング関連分野をリードする第一人者をお招きし、技術革新や未来への展望に関するご講演をいただきます。

 


PT1
人工知能技術のもたらす変革
~AIRCでの研究を例に ~
6/8 (水) 16:30-17:40 メイン会場

講師:辻井 潤一 氏
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)
産総研フェロー/人工知能研究センター 研究センター長(兼務)

略歴:1973 年京都大学大学院修士課程修了。工学博士。1979 年京都大学助教授、1981 年―1982 年フランス CNRC 上級研究員、1988 年マンチェスター科学技術大学(UMIST)教授、1995 年東京大学理学部教授 同大学院情報理工学系研究科教授、マンチェスター大学教授を兼任。2005 年にマンチェスター大学の国立テキストマイニングセンターの設立にかかわり、センター長に就任。2011 年 マイクロソフト研究所首席研究員(北京)となり、2015 年より現職。マンチェスター大学教授兼任。東京大学名誉教授。ACL会長、IAMT会長などを歴任し、現在はICCL(国際計算言語学委員会)の議長。 専門分野は、AI、テキストマイニング、計算言語学、機械翻訳、言語処理学。紫綬褒章、大川賞、国際機械翻訳協会 (IAMT )栄誉賞、ACL Life Time Achievement Awardなど受賞多数。
 

概要: 第3期の人工知能は、知能の源泉を思考と考える狭い知能観を変革し、思考を両側から支える認識と行動に焦点を当てる知能観を発展させてきた。世界をデータ化するセンシング技術、それを思考(推論、プランニング)に結びつける認識の技術、さらにそれを世界での操作として実現するアクチュエータの技術という一連の統合された情報技術を作り出すことで、社会の在り方を大きく変えつつある。本講演では、このような観点から今後のIT技術の方向を議論したい。


 


PT2
Movie Map and Beyond
~360度映像によるバーチャルな街の探訪~
6/10 (金) 16:30-17:40 メイン会場


講師:相澤 清晴 氏
東京大学大学院情報理工学系研究科
 教授/バーチャルリアリティ教育研究センター センター長

略歴: 1983年東京大学工学部電子工学科卒業。88年同大学院博士課程修了。工博。東京大学工学部助手、講師、助教授をへて、2001年より教授。現在、同大大学院情報理工学系研究科電子情報学専攻。東京大学連携研究機構VR教育研究センター長兼務。画像・マルチメディア処理に関する研究に従事。2002年日本IBM科学賞、電子情報通信学会より、論文賞、業績賞、エレクトロニクスソサイエティ賞等、映像情報メディア学会より、功績賞、業績賞、論文賞、藤尾フロンティア賞等受賞。現在、ACM TOMM, IEEE MultiMedia, これまで、IEEE Trans. IP, Trans. CSVT, Trans. MultimediaでAssociate Editorを務める/た。映像情報メディア学会元会長、電子情報通信学会情報システムソサイエティ元会長。IEEE / IEICE / ITE Fellow. 日本学術会議会員。
 

概要: いまだ訪れたことのない地域をバーチャルに探訪することは、空間情報技術の長きにわたる新しい目標である。我々はバーチャル探訪を行うための360度映像群処理の技術基盤に取り組んできた。この講演では、バーチャル探訪に関連して、インタラクティブ画像・映像、AR、VR等のアプローチを概覧する。映像を用いたバーチャル探訪は、もともと40年以上前に作られたアスペンムービーマップにまでさかのぼるが、アナログ技術中心であったこと、膨大に手間がかかったことから、2度と作られることはなかった。その後、Google Street Viewが静止画像で提供され今に至っている。この講演では、映像(動画像)を用いたムービーマップの今日的な再構築と意義を示し、さらに、アーカイブムービーを超える可能性について述べる。