[2C17-23] Fukushima 3

5:10 PM - 5:25 PM JST(8:10 AM - 8:25 AM UTC)

[2C19] Investigation on distribution of radioactive substances in Fukushima(14) Modeling on the integrated radiation air dose rate maps during 2011–2022

*Kazuyuki Sakuma¹, Hiroshi Kurikami¹, Haruko Murakami Wainwright², Soichiro Tanimori³, Fumiya Nagao¹, Kotaro Ochi¹, Yukihisa Sanada¹, Kimiaki Saito¹ (1. JAEA, 2. MIT, 3. AdvanceSoft)

Keywords:

Integrated radiation map,Air dose rate,Bayesian hierarchical models,Geostatistics,Domain decomposition

福島第一原子力発電所事故後、測定されてきた種々の空間線量率データ(歩行サーベイ、定点サーベイ、走行サーベイ、航空機サーベイ)に対し階層ベイズモデルを用いて空間線量率分布を統合したマップを作成した。2011年から2022年の計12年間、80km圏内及び福島県全域を対象とした。バリオグラムの変遷から除染に伴う空間線量率の不均一化、ウェザリング効果による均一化が示唆された。作成された統合マップは50m解像度であり、異なる測定手法の空間線量率の変動を捉え、高精度かつ空間分解能の高い詳細な空間線量率マップを作成できた。今後、事故初期から近年にわたる被ばく量のより確からしい推定等への利用が期待される。