[3I01-08] Reactor Design, Nuclear Power Plant Construction and Seismic Resistance

11:00 AM - 11:15 AM JST(2:00 AM - 2:15 AM UTC)

[3I06] Proposal of New Structural Design to Improve Seismic Resistance of Cable Racks(3) Part 3: Discussion of Vibration Characteristics using Running Response Spectrum

*Tsuyoshi Fukasawa¹, Osamu Furuya¹, Takaki Aeba¹, Shuya Akaiwa¹, Satoshi Fujita¹, Kazuma Nishiwaki², Keisuke Izumi² (1. Tokyo Denki University, 2. Kandenko)

Keywords:

Cable Racks,Seismic Resistance,Response Spectrum

その3では，提案構造と従来構造との地震応答性状を，時間情報を付与した応答スペクトル（Running応答スペクトル）を用いて考察する．加振実験により，従来構造では応答変位に有意な残留変位が生じたが，提案構造ではそれは確認されなかった．それらの地震応答をRunning応答スペクトルで評価した結果，従来構造の残留変位が生じた地震応答では，全ねじボルトの損傷に起因して主要な固有振動数が時間の経過とともに変化することが確認された．一方，提案構造では加振前後で主要な固有振動数に変化は認められなかった．さらに，地震動の入力レベルを増大させた実験により，従来構造では全ねじボルトの端部で破断が確認され，その固有振動数には有意な変化が認められた．一連の結果から，固有振動数の変化と損傷との相関性が高いことが確認された．また，その相関性から本提案構造は地震動に対して高い耐震性が確保可能であることが明らかとなった．