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[G-P-35]Metagabbro from the Jurassic Kuga Complex in Asakita-ku, Hiroshima City

*Kosuke KIMURA1 (1. Osaka Metropolitan University)
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Keywords:

Kuga Complex,Metagabbro,Whole-rock chemistry

 日本列島基盤を構成する様々な中古生界付加体群および低温高圧型変成帯には海洋地殻起源の緑色岩類が多く含まれており,テクトニクス場もホットスポット,海台,中央海嶺,火成弧と多様である.これらは2億年前以前の海洋地殻の多様性を明らかにするうえで重要である.緑色岩類の多くは苦鉄質火山岩起源であるが,一部では苦鉄質深成岩起源のものも報告されている(Ichiyama et al., 2008; 菅森,2009; 木村ほか,2021).
広島県広島市安佐北区の太田川流域にはジュラ紀付加体玖珂コンプレックスが露出しており,白亜紀花崗岩類に貫入されている.玖珂コンプレックスは礫質泥岩を主体とし,チャート,緑色岩,および少量の石灰岩を伴う.玖珂コンプレックスの構成岩類はいずれも白亜紀花崗岩類により接触変成作用を被っており,ホルンフェルスや結晶質石灰岩となっている.緑色岩の多くは細粒で玄武岩起源と考えられるが,1つの岩体から変斑れい岩を発見した.
変斑れい岩は面構造を有し,肉眼では風化面において最大で長径5 mm程度のホルンブレンドが観察される.鏡下では主として斜長石,ホルンブレンド,単斜輝石からなり,二次鉱物として緑泥石,プレーナイト,エピドートを含む.ホルンブレンドの多くは緑色ホルンブレンドであり,緑色ホルンブレンドの内部には残留単斜輝石や褐色ホルンブレンドが包有される.1試料ではエジリンオージャイトが確認された.また一部試料では脆性変形により細粒化が認められる.
変斑れい岩の全岩化学組成は,いずれの判別図でもホットスポット領域にプロットされる.本講演ではその他,EPMAによる鉱物化学組成の結果も併せて本岩体の起源を議論する.
引用文献: Ichiyama et al. (2008) Lithos, 100, 127–146. 菅森(2009) 地質学雑誌,115, 80–95.木村ほか(2021) 日本地質学会第128年学術大会講演要旨,R2-P-4.

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