Presentation Information
[T11-O-8]Preliminary Note on Visualize Variability in Subsurface Models Using Borehole Database
*Naoto Inoue1 (1. Geo-Research Institute)
Keywords:
Borehole database,Variability,Cluster analysis,Visualization
一般社団法人関西圏地盤情報運営機構(旧関西圏地盤DB運営機構・関西圏地盤研究会を2025年10月に統合)が更新及および維持管理を行っている関西圏地盤情報データベースでは,毎年会員から提供を受けたボーリングのうち700から1000本程度会員配布用のデータベースに追加されており,現在では四国と関西の両地域をあわせて9万本を超えている(ボーリング位置図参照).
全国のボーリングデータベースをみると,オープンで無償で利用できるものもある(例えばボーリング資料等の地盤情報)が,関西圏地盤情報データベースは有償で公開は会員のみである.地盤工学会では全国のボーリングデータベースの利活用の一環で,ボーリングデータから電子地盤図としてメッシュ単位の地盤モデルを作成し公開する事でより広く地盤情報の普及を試みた( 村上・他, 2013 ).全国の電子地盤は現在,(国研)防災科学技術研究所のジオ・ステーションで公開されている(ジオ・ステーション).電子地盤図はモデル化するメッシュ内のボーリングデータの優勢土層に着目してモデル化を行う.関西圏地盤情報のライブラリーは大阪平野の電子地盤図に加えて 春日井・大島(2021) による粘性土層の物性値もあわせて公開している(関西圏地盤情報ライブラリー).
関西圏地盤情報のライブラリーで公開しているメッシュデータにも,BIM/CIM のような不確実性を提示する試みが検討されている.その第一弾として,モデル化に使用したボーリング本数を示すようにした.不確実性には様々あるが,N値などの物性値をモデル化した場合は,各モデルの構成要素の標準偏差などで表現するといったことが考えられる.不確実性の中の空間的なバラツキを考える試みとして,関西圏地盤情報データベースの利活用の一環で行った大阪平野の浅層ボーリングに対するクラスター解析結果( 井上・他, 2023, 2024, 井上・北田, 2025 など)を用いて,メッシュ内で異なるクラスターに分類されるボーリング本数に基づいたバラツキの可視化の試みを紹介する.
引用文献:
国土交通省, ボーリング資料等の地盤情報.URL: https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001466271.pdf(最終閲覧日:2026 年 5 月 27 日).
KG-NET ボーリング位置図.URL: https://www.kg-net2005.jp/index/db03.html(最終閲覧日:2026 年 5 月 28 日).
関西圏地盤情報ネットワーク (KG-NET)(2026), 関西圏地盤情報ライブラリー. URL: https://www.kg-net2005.jp/library.html(最終アクセス日: 2026 年 7 月 6 日).
井上直人・濱田晃之・北田奈緒子 (2023), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み,第 58 回地盤工学研究発表会,DS-6-02.
井上直人・濱田晃之・北田奈緒子 (2024), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み(2),第 59 回地盤工学研究発表会,DS-1-03.
井上直人・北田奈緒子 (2025), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み(3),第 60 回地盤工学研究発表会,DS-1-08.
村上 哲・山本浩司・若林 亮 (2013), 全国電子地盤図の構築と利活用 (<特集>地盤情報データベースの利活用),地盤工学会誌:土と基礎,61,6,12-15.
防災科学技術研究所 (2009), ジオ・ステーション.URL: https://www.bosai.go.jp/(最終閲覧日: 2026 年 7 月 5 日).
春日井麻里・大島昭彦 (2021), 大阪・神戸地域における 250m メッシュ浅層地盤モデルの構築,地盤工学ジャーナル,16,3,257–273.
全国のボーリングデータベースをみると,オープンで無償で利用できるものもある(例えばボーリング資料等の地盤情報)が,関西圏地盤情報データベースは有償で公開は会員のみである.地盤工学会では全国のボーリングデータベースの利活用の一環で,ボーリングデータから電子地盤図としてメッシュ単位の地盤モデルを作成し公開する事でより広く地盤情報の普及を試みた( 村上・他, 2013 ).全国の電子地盤は現在,(国研)防災科学技術研究所のジオ・ステーションで公開されている(ジオ・ステーション).電子地盤図はモデル化するメッシュ内のボーリングデータの優勢土層に着目してモデル化を行う.関西圏地盤情報のライブラリーは大阪平野の電子地盤図に加えて 春日井・大島(2021) による粘性土層の物性値もあわせて公開している(関西圏地盤情報ライブラリー).
関西圏地盤情報のライブラリーで公開しているメッシュデータにも,BIM/CIM のような不確実性を提示する試みが検討されている.その第一弾として,モデル化に使用したボーリング本数を示すようにした.不確実性には様々あるが,N値などの物性値をモデル化した場合は,各モデルの構成要素の標準偏差などで表現するといったことが考えられる.不確実性の中の空間的なバラツキを考える試みとして,関西圏地盤情報データベースの利活用の一環で行った大阪平野の浅層ボーリングに対するクラスター解析結果( 井上・他, 2023, 2024, 井上・北田, 2025 など)を用いて,メッシュ内で異なるクラスターに分類されるボーリング本数に基づいたバラツキの可視化の試みを紹介する.
引用文献:
国土交通省, ボーリング資料等の地盤情報.URL: https://www.mlit.go.jp/toshi/content/001466271.pdf(最終閲覧日:2026 年 5 月 27 日).
KG-NET ボーリング位置図.URL: https://www.kg-net2005.jp/index/db03.html(最終閲覧日:2026 年 5 月 28 日).
関西圏地盤情報ネットワーク (KG-NET)(2026), 関西圏地盤情報ライブラリー. URL: https://www.kg-net2005.jp/library.html(最終アクセス日: 2026 年 7 月 6 日).
井上直人・濱田晃之・北田奈緒子 (2023), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み,第 58 回地盤工学研究発表会,DS-6-02.
井上直人・濱田晃之・北田奈緒子 (2024), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み(2),第 59 回地盤工学研究発表会,DS-1-03.
井上直人・北田奈緒子 (2025), 層相変化の可視化による地盤情報活用の試み(3),第 60 回地盤工学研究発表会,DS-1-08.
村上 哲・山本浩司・若林 亮 (2013), 全国電子地盤図の構築と利活用 (<特集>地盤情報データベースの利活用),地盤工学会誌:土と基礎,61,6,12-15.
防災科学技術研究所 (2009), ジオ・ステーション.URL: https://www.bosai.go.jp/(最終閲覧日: 2026 年 7 月 5 日).
春日井麻里・大島昭彦 (2021), 大阪・神戸地域における 250m メッシュ浅層地盤モデルの構築,地盤工学ジャーナル,16,3,257–273.
Comment
To browse or post comments, you must log in.Log in
