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[T16-P-7]Integrated Stratigraphy of the Hiraiso Formation, Upper Cretaceous Nakaminato Group in the Hitachinaka City, Ibaraki Prefecture, Japan, and the Current Status of Upper Cretaceous Magnetostratigraphy in the Northwestern Pacific

*Aoto SATO1, Makoto OKADA1 (1. Ibaraki University)
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Keywords:

Nakaminato Group,Upper Cretaceous,Magnetostratigraphy,Carbon isotope stratigraphy,Integrated stratigraphy

【はじめに】
 茨城県ひたちなか市の沿岸部には,上部白亜系の海底扇状地堆積物である那珂湊層群が分布する.那珂湊層群の堆積年代は,大型化石による対比[1]および砕屑性ジルコンの年代分布[1][2]から後期カンパニアン~マーストリヒチアン頃と推定されているものの,詳細な年代層序については議論の余地が残されている.那珂湊層群は,層厚1900mにわたって海岸にほぼ連続して露出し,後期カンパニアン~マーストリヒチアンの連続的な層序記録を提供する点で重要な地層である。
【結果・議論】
これまで那珂湊層群平磯層中部の41層準において岩石磁気・残留磁化測定を実施し,磁気層序の検討を行った.結果,二次磁化の影響の完全な除去には至らず極性の決定できた層準は少ないものの,C33n-C32rに対応すると考えられる磁気層序が得られた.また,未知の磁極期もしくはエクスカーションに対応する可能性のある短い極性帯も認められた[3].さらに,同一層準において全岩有機炭素濃度(TOC),有機炭素の安定炭素同位体比(δ13Corg)測定を行い,安定炭素同位体層序の検討も行った[4].δ13Corgの変動パターンは磁気層序の対比と調和的であり,両者を合わせた複合層序の有効性が示された.現在は,平磯層上部に整合に重なる那珂湊層群磯合層についても,古地磁気および炭素同位体比の測定を進めている.
大型化石などから那珂湊層群と対比されている北西太平洋地域の上部白亜系のうち,サハリン・ナイバ地域の蝦夷層群,四国~淡路島の和泉層群からは,GPTSとの対比に基づく磁気層序が報告されており,平磯層と同様にC32rに対応すると考えられる逆極性帯を含む複数の極性帯が認定されている[5][6][7].しかしながら,ナイバ地域の蝦夷層群は地層の部分的欠落の可能性が指摘されており,特にC32n以降の対比には課題が残されている.また,和泉層群ではサンプリング間隔が粗く,C32r周辺の磁気層序の解像度は十分とは言えない.今後,これらの地層において高解像度磁気層序の構築が進めば,北西太平洋地域の上部白亜系の国際対比において重要な役割を果たすことが期待される.

 【引用文献】
[1]Masukawa and Ando, 2018, Cretaceous Research. vol.91, p.362-381.
[2]⾧谷川ほか, 2020, 地学雑誌. 129巻, 1号, p.49-70.
[3]佐藤・岡田, 2025, 日本地質学会第132年学術大会ポスター発表.
[4]佐藤ほか, 2026, JpGU-AGU Joint Meeting 2026ポスター発表.
[5]Kodama et al., 2000, Cretaceous Research vol.21, p.469-478.
[6]Kodama, 2003, Journal of Asian Earth Science vol.21, p.949-956.
[7]小玉, 1990, 地質学雑誌. 第96巻, 4号, p.265-278.

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