Presentation Information
[1D02]Building Bridges between “Migration and Development” Research: Learning from Migrants Bridging Southeast Asia and Japan
*Jotaro KATO1, *Yuko Nikaido2, *Yoichi Hiruma3, *Hiroshi Kan Sato4 (1. Meiji Gakuin University, 2. Norte Dame Seishin University, 3. Shizuoka University, 4. Tokyo Institute for Development Sociology)
Keywords:
Migration and Development,Southeast Asia,Vietnam,Philippines,Japan
1.企画の背景
2023年度に発足した「移住と開発」研究部会は、JASID内から報告者を募り、研究会を継続して開催することでの「移住と開発」研究のプラットフォーム構築、アジアにおける「移住と開発」理論の検討などの活動を行ってきた。最終年度となる2025年度は、研究成果の具体的な発信を目指す。
「移住と開発」をめぐっては、世界銀行がWorld Development Reportで移民・難民を扱うなど、開発分野での注目も高まっているが、日本が「後発受入国」(小井土 2017)であることもあり、日本とアジアを結ぶ例は未だあまり知られていない。しかし、日本への移住者が、本国に帰国後、母国の経済/社会/人間開発に取り組む例が出てきている。本企画では、社会学・人類学を専門とする会員が、移住者が「移住と開発」をいかに架橋しているのかを個人・コミュニティに着目して描き出す。
2.主要な論点
本企画は3つの報告と、参加者による議論から進行する。
①加藤報告は、土木工事業で技能実習に従事したベトナム人のホーチミン市郊外での現地法人設立の事例等に着目する。②比留間報告は、日本で介護福祉士として活動したベトナム人が、2025年から母国で介護事業を立ち上げる途中経過等を報告する。③二階堂報告は、長野県南牧村とフィリピン・ベンゲット州における農業分野の地域間交流および農業技術の移転に着目する。④佐藤の進行により、3つの例を用いて、東南アジアと日本における「移住と開発」の課題と今後の可能性を参加者と共に議論する。
報告者
加藤 丈太郎(明治学院大学)
比留間 洋一(静岡大学)
二階堂 裕子(ノートルダム清心女子大学)
討論者
佐藤 寛(開発社会学舎)
3.期待される成果
学会においてニーズが高まっている「移住と開発」における会員の関心に全国大会で応えることができる。ラウンドテーブルは『国際開発研究』において、賛同者を集め特集を組む契機となることが期待できる。
2023年度に発足した「移住と開発」研究部会は、JASID内から報告者を募り、研究会を継続して開催することでの「移住と開発」研究のプラットフォーム構築、アジアにおける「移住と開発」理論の検討などの活動を行ってきた。最終年度となる2025年度は、研究成果の具体的な発信を目指す。
「移住と開発」をめぐっては、世界銀行がWorld Development Reportで移民・難民を扱うなど、開発分野での注目も高まっているが、日本が「後発受入国」(小井土 2017)であることもあり、日本とアジアを結ぶ例は未だあまり知られていない。しかし、日本への移住者が、本国に帰国後、母国の経済/社会/人間開発に取り組む例が出てきている。本企画では、社会学・人類学を専門とする会員が、移住者が「移住と開発」をいかに架橋しているのかを個人・コミュニティに着目して描き出す。
2.主要な論点
本企画は3つの報告と、参加者による議論から進行する。
①加藤報告は、土木工事業で技能実習に従事したベトナム人のホーチミン市郊外での現地法人設立の事例等に着目する。②比留間報告は、日本で介護福祉士として活動したベトナム人が、2025年から母国で介護事業を立ち上げる途中経過等を報告する。③二階堂報告は、長野県南牧村とフィリピン・ベンゲット州における農業分野の地域間交流および農業技術の移転に着目する。④佐藤の進行により、3つの例を用いて、東南アジアと日本における「移住と開発」の課題と今後の可能性を参加者と共に議論する。
報告者
加藤 丈太郎(明治学院大学)
比留間 洋一(静岡大学)
二階堂 裕子(ノートルダム清心女子大学)
討論者
佐藤 寛(開発社会学舎)
3.期待される成果
学会においてニーズが高まっている「移住と開発」における会員の関心に全国大会で応えることができる。ラウンドテーブルは『国際開発研究』において、賛同者を集め特集を組む契機となることが期待できる。
Comment
To browse or post comments, you must log in.Log in
