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[1H05]Localizing design of Improved Cookstove for the SriLankan Demands

*Motohiro KUROKAWA1 (1. Takasaki City University of Economics)

Keywords:

Improved cookstove,Product design,Localize,Circular Economy,CVM analysis

低品質な木質燃料と簡便なかまどの使用による調理時の煙害については、調理者の健康被害や地域レベルの環境影響が途上国全域で報告されている。
そこで本研究では、効率的な燃焼と低排出を実現する改良クッキングストーブを開発し、それらを途上国の農村地域に普及・定着させることを目標としている。
具体的な取り組みとしては、1.含水量が高く燃焼しにくい薪を用いないように木質ペレットを配布する形式を前提として、2.そのペレットを効率的に燃焼させる機能を持つクッキングストーブの設計を推進している。
また、各地域の調理スタイルに併せた製品機能・デザインのローカライズにも取り組み、当該製品がそれぞれのライフスタイルに馴染むように配慮している。
これまでに、アジア地域のミャンマー、インドネシア、ベトナム及びアフリカ地域のチュニジアに向けて改良クッキングストーブを設計してきたが、今回は一汁多菜で煮込み料理の割合が高いとされる南アジア地域のスリランカに向けて、火力が抑制される一方、燃焼時間が長く取れるように設計をローカライズし、プロトタイプを用いた現地での実証実験によって、ローカライズの効果を検証した。
結果として、燃焼時間の長さやスタイリング対して高い評価が与えられる一方、着火や火力には不満が寄せられた。

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