Presentation Information
[TWS-004]Toward a deeper understanding of university students’ livesApplications of the board game “DAIGAKU” for education and psychological research
Speaker: Hiromichi Hagihara1, Kaichiro Furutani2, Keiya Taguchi3
Organizer: Hiromichi Hagihara1
(1. The University of Osaka, 2. Kansai University, 3. Kyoto Tachibana University)
Organizer: Hiromichi Hagihara1
(1. The University of Osaka, 2. Kansai University, 3. Kyoto Tachibana University)
参加者は,本チュートリアル・ワークショップを通して,現代の大学生が置かれている現状を一人称視点で疑似体験できる。特に,出席や課題,単位取得,バイトにサークル,生活費や学費の工面,インターンシップや就職活動,いわゆる「ガクチカ」づくり,SNSによる友人関係の構築等,様々なことに同時並行的に取り組み,かつその中で次々と選択を迫られたりジレンマに陥ったりするという状況をありありと理解できる。こうした状況を学生面談や授業,ガイダンス等で取り上げる際には,往々にして雰囲気が重く深刻になりがちだが,本教材は,こうした状況を「リソースマネジメント」という文脈として再構成し,楽しい雰囲気かつ失敗が許される安全な環境下で体験することを可能にしている。そのため,オープンキャンパスや新入生向けオリエンテーション,授業のアイスブレイク,FD研修等でも導入しやすく,実際に全国の大学や高校で導入されている。参加者は,こうした教育場面における本教材の活用事例を学ぶと共に,導入の際のコツやワークシート例を得ることができる。さらに,教育のみならず,ボードゲームの研究活用についても,その可能性を模索することができる。