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[TWS-013]Practicum and exercises in psychologist trainingUtilizing the experiential learning cycle

Speaker: Hirokazu Furukawa1
Organizer: Hirokazu Furukawa1
(1. Naruto University of Education)
体験学習サイクルに基づいた実習指導は,学生の能動的な学びを核とする。経験(具体的経験)を出発点とし,内省(観察と考察)を通じて経験の意味を深く掘り下げ,概念化(抽象的思考と一般化)により学びを普遍的な知識へと昇華させ,実践(新しい状況での試行)によって理解を促すことが重要となる。
このサイクルを実習指導に応用することで,学生は一方的な知識伝達ではなく,自らの体験を通して主体的に学びを深めることができるとされている。指導者は,経験を促す課題設定,内省を支援する問いかけ,概念化を促すヒント,そして実践の機会提供を通じて,学生の成長をサポートする役割を担う。指導者がこのような役割を担うことにより,学生が,将来の複雑な心理支援の現場においてより質の高い援助を提供できる専門家へと成長することが期待される。本チュートリアルワークショップでは,指導者が,この指導方法を効果的に活用し,次世代の心理職の育成に貢献できることを目指す。