Presentation Information
[20p-P07-43]Experiment of polarized neutron off-specular scattering under weak magnetic field
〇Takayasu Hanashima1, Kazuhiro Akutsu1, Ai I. Osaka2, Hidekazu Tanaka2, Azusa N. Hattori2, Hiroshi Kira1, Noboru Miyata1, Jun-ichi Suzuki1, Kazuhisa Kakurai3 (1.CROSS, 2.Osaka Univ., 3.Tohoku Univ.)
Keywords:
magnetic domain evaluation,polarized neutron scattering,off-specular scattering
偏極中性子反射率法は界面磁気構造を非破壊で評価できる手法であり、J-PARC MLF BL17写楽では、強い磁場環境 (5mT～6.5T) を利用した磁性薄膜研究において多くの成果が創出されてきた。また、BL17写楽ではスピントロニクスデバイス研究等のための弱磁場装置 (2mT程度) の整備を手掛けており、その実用化を達成している。一方、近年は磁性膜の埋もれた界面の磁気ドメイン観察の需要が増加しており、偏極中性子オフスペキュラー散乱 (以後、偏極OSS) 法による磁性膜面内の磁気モーメント及びドメインサイズ分析法の確立が急務となっている。
本研究では、疑似的な磁気ドメインが規則的に配列した鉄ワイヤ試料を用いて偏極OSS実験を行った。当日はその結果を発表するとともに、観察可能な磁気ドメインサイズ、実験可能な磁場・温度条件などを具体的に紹介する。
本研究では、疑似的な磁気ドメインが規則的に配列した鉄ワイヤ試料を用いて偏極OSS実験を行った。当日はその結果を発表するとともに、観察可能な磁気ドメインサイズ、実験可能な磁場・温度条件などを具体的に紹介する。