[19a-A31-1~11] 17.3 Layered materials

11:30 AM - 11:45 AM JST(2:30 AM - 2:45 AM UTC)

[19a-A31-10] On-surface synthesis of graphene nanoribbons on Ag(111) thin film grown on MoS₂

〇Seiya Suzuki¹, Masahiro Yano¹ (1.JAEA)

Keywords:

graphene nanoribbons,Raman spectroscopy,van der Waals epitaxy

リボン幅方向の量子効果によりバンドギャップが開くグラフェンナノリボン(GNR)は、グラフェンのギャップレス問題を解決する半導体材料である。表面重合で形成されるGNRは、前駆体分子の構造を反映してリボン幅やエッジ構造を原子レベルで制御できる。GNRの表面重合基板はAg(111)などの単結晶表面が理想的であるが、工業的には合成基板が高コストになる課題がある。本研究では、剥離転写した多層MoS₂上にAg薄膜を成膜してポストアニールすることで、Agが[111]方位に高配向し、GNRの合成基板として利用できることを見出したので報告する。