Presentation Information
[15p-K504-15]Antenna Transmission Experiment of a 300GHz Wave Generated by Using a Soliton Comb
〇Hitomi Uemura1, Ayaka Yomoda1, Mataro Imamura1, Ryo Sugano1, Shun Fujii1, Takasumi Tanabe1 (1.Keio Univ.)
Keywords:
Terahertz
テラヘルツ波は広帯域性を活かした高速・大容量通信の実現が期待されている。本研究では、シリコンナイトライド(SiN)共振器内で生成された300 GHzのソリトンコムを用いて、テラヘルツ波の生成とアンテナ伝送実験を行った。ソリトンコムはパワーキック法で生成され、Pound-Drever-Hall (PDH) ロックにより周波数安定化を実現した。コムから2つのスペクトル線を抽出し、1つをリチウムニオベート変調器でOOK変調し、もう1つと組み合わせてUTC-PDでフォトミキシングすることで300 GHzの変調信号を生成した。アンテナ伝送実験では、3 mm間隔でBER < 10⁻⁹のエラーフリー通信、22 mm間隔でBER 10⁻⁸を達成した。
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